@eaglesakuraです。

サイクリング中に何か面白いことが出来ないかとAndroid Wearを購入して、実際に走ってみた感想です。 ここではLG G Watchを使用しています。

LG G Watchを選んだ理由

Android Wearはほぼ同時にLG電子の"LG G Watch"とサムスンの"Gear Live"が発売になりました。選んだ理由はシンプルで、「ロードバイクでの走行中の安全性が確保されるか」です。

この安全性とは、人間ではなく端末自身の安全性です。

 商品画像を見るとわかりますが、G Watchは「裏側からピンをはめてキッチリとロックし、バンドで補強する」タイプです。昔ながらのタイプとも言えますね。

逆にGear Liveは「表側からピンで差し込んでとめる」タイプです。これはロードバイク走行中等の激しい運動を伴うと、ピンが外れて道路に落ちる危険性があります。

機能性的な面で言えば、Gear Liveは心拍計が内蔵されているため便利に見えますが、そもそもアームカバー等の装備品をつけていると測れないし、専用のハートレートモニターと違って常時測ることもできないので特に利点には感じませんでした。

使ってみての感想

実際に装着して30kmほど走った感想です。その時の条件は下記の通り。
  • 曇り
  • ほぼ無風
  • 午前11時〜午後2時前後
  • アームカバーの上にAndroid Wearを装着
  • 青系のアイウェアを装着
  • 指を覆うタイプのグローブを装着
  • 25km/h〜35km/hくらいで走行中、周りに人がいないことを確認した上で検証
この状態で走った結果として、画面の見づらさがありました。Wearは基本的に常時ディスプレイONとなると宣伝されていますが、「省電力でのディスプレイON」と「通常使用でのディスプレイON」があります。

通常使用状態では「Ok Google」等の音声コマンドや、各種アプリを使用することができます。逆に省電力状態では「Ok Google」等のコマンドは受け付けず、時計やNotificationの文字列を表示するのみです。
 
AndroidWearは通常使用において1日程度はバッテリーが持続するようになりますが、「通常使用」とは、必要なタイミング以外は省電力モードでいることが前提です。

この省電力状態はロードバイク運転中に非常に厄介で、ディスプレイの明るさが落ちるため内容を視認することがほとんど出来ません。

 通常使用状態では十分に内容を視認することが出来ますが、そもそも走行中に「通常モード」へ確実に移行するためには画面のタップが必要です。

ですが走行中に右手を左手首に移動してWearを操作するのは非常に危険です。グローブ装着だとなおさら反応が悪いです。

ロードバイクとWearを組み合わせるのは、走行中に常時ディスプレイONにする等の工夫が必要とされそうです。 

Android Wearは通知が発生すると振動でお知らせしてくれますが、この振動も時間が短いと気づきにくいです。 なので、サイクリング中を前提とするアプリでは振動を長くする等の工夫も必要そうですね。