カテゴリ: Andriders

 @eaglesakura です。

10/4に秋葉原の通運会館で開催されるやっちゃばフェスにサークル"Andriders"として出展します。コミティア出展時と同じく、同人誌の頒布とロードバイクの展示、及び我々が開発したサイクルコンピューターの展示を行います。

ロードバイク展示では、久々にオートマ変速ロードバイクの展示を行います(10ヶ月ぶり3度目)。
前回展示したABC2014Wのときはこんな感じでした。



コミティアの様子はこんな感じでした。



 

@eaglesakuraです。

Andriders独自のサイクルコンピューターアプリ・Andriders Central Engine(ACE) のver 1.2をGoogle Playにて公開しました。

去年の12月にver 1.0を公開してから約2ヶ月ぶりの更新で、かなりいろいろな部分に手が入っています。

新機能1:チーム連携機能

最も大きな機能強化が、チーム走行を意識した機能です。峠などを走行中や強風時は、どうしても個々人のペースにバラつきが生じてしまいます(Andridersが初心者中心だというのもありますが・・・) 。

そこでACEはAndroid端末で動作している(ネットワークに接続可能)であることを活かして、最大8人のデータをリアルタイムで共有できるようになりました。また、SDK(ver 0.4.x以降)を利用すればその他のアプリでもチームメンバーの状況を読み取ることが出来ます。チーム走行はメインメニューの「その他」→「走行チームを新規作成」もしくは「招待を確認」で開始することが出来ます。

共有できる情報の一例:
・位置
・心拍
・ケイデンス
・速度

チーム走行開始後、「チームコネクション」を開くと全員の位置やステータスを閲覧することが出来ます。
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データビューにはチームメンバーの簡易情報を表示します。
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新機能2:日照時間チェック機能

秋冬の短い日照時間のライドでは、日照時間も重要になります。特に私は暗い夜道をなるべく走りたくないので、コースやペースは「日が暮れる前におわる」を基本にしています。ですがライド中は強風等の影響でペースが上がらなかったり、寄り道や休憩で予想より時間を使ってしまうこともあります。

そんな時、「ちゃんと日暮れ前に帰れるか」の目安を常にチェックできるよう、サイクルコンピューターに「日暮れまでの残り時間」、日暮れ後(日の出前)は「日の出までの残り時間」を表示する機能を追加しました。日没・日の出時刻はGPS座標に基づいて取得・表示されます。

新機能3:コンビニ情報チェック機能

ロングライド中、「近場に休憩・補給出来る場所があるか」は死活問題となりえます。特に田舎では「次のコンビニで休憩(補給)しよう」と思ってから10キロ以上走らされるのはザラです。冬場はともかく、夏場でドリンクを切らしてしまったらそれこそ大変な目に遭います。

そこで、近場のコンビニや公園等の情報を自動収集し、直近の休憩スポットの情報を表示する機能を実装しました。

日照時間・コンビニ情報はメインメニューの「サイクルコンピュータ」から、表示構成を編集することで表示が可能です。今までどおり画面上にオーバーレイ表示できるので、他のアプリと組み合わせることも簡単に出来ます。

Runtasticと組み合わせた例
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新機能4:スピードコマンド機能
新機能5:距離コマンド機能

「特定条件を満たすと、事前に設定した動作を行う」というコマンド機能がACEの大きな特長です。その条件に、「速度」と「距離」を追加しました。例えば「最高速度を塗り替えたら動画を録画開始する」であったり、「10km走る毎に自動的にTwitterに投稿する」という処理を簡単に行うことが出来ます。

新機能6:GPXファイルエクスポート機能 

私はACEとRuntasticを同時に利用することが多いですが、Runtasticはたまにアプリが不正終了してしまい、正確にセッションを保存できない場合があります。そこで、ACEが溜め込んでいるログをGPXファイルとしてエクスポート出来るようにしました。

GPXファイルはRuntasticのサイトからインポートを行うことができるため、万一Runtasticの情報が欠落してしまっても情報をある程度復元することが出来ます。

新機能7:称号機能
これはオマケですが、アプリの使用状況に応じて称号を取得できるようになりました。

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Andriders Central Engineはこれからも「コレがあったら便利じゃね?」と思う機能を好き放題に実装していく予定です。技術的なまとめについてはコミティアで頒布予定のAndriders 0x02に掲載予定です。 

@eaglesakura です。

さて、だいぶ時間が経ってしまいましたが、Smart Action Camの開発は継続しています。数度のサイクリングを経て、だいぶ実用的なレベルに近づいてきました。

@kassy_kzから指摘があり、"ActionCam"の名称を使い続けるのは色んな意味でリスクがあるので、新たに"AndRiders Camera(ARC)"という名称で開発を続行することとなりました。

今回はARC ver 2.1を紹介します。

ARCとは端的にいうと、「余ったスマートフォンをロードバイクに取り付けてスポーツカメラ化する」というアプリです。

ver 1.x系は前回の記事の通り、いろいろと問題があるシロモノでした。特に、ロードバイクの振動によるカメラユニット(つまりスマートフォン)の脱落リスクは看過できるものではありません。お値段が高いからね!

 そこで、ハードウェアを自作することでこの問題を解決することにしました。

用意するのは、手芸品店で販売されている、粘着シールタイプのマジックテープと縫い付けタイプのマジックテープの2種類です。 

粘着シールタイプのマジックテープをスマホカバーにとスマホホルダーにそれぞれ貼り付け、縫い付けタイプのマジックテープで固定します。四つ角を固定すれば、十分な拘束力があり、300kmほど走った今現在でも脱落しそうな気配はありません。


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これで車体に固定すると、こんなかんじの見た目になります。マジックテープの色とスマホホルダーの色とスマホケースの色が全て黒で統一されているため、遠目にはマジックテープでがんじがらめにしているようには(多分)見えないのでは無いでしょうか。

筆者の場合、スマホケース自体の破断リスクに備えて、マジックテープのバンドでスマホホルダー本体を ハンドルに追加固定しています。

工作費用はスマホホルダー約2000円、スマホケース約300円、マジックテープ約500円で、3000円以内には収まる感じです。裁縫用のマジックテープは粘着力が高く、かつ様々なサイズが用意されているため、工作に向いていますね。

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ちなみにこのARC ver 2.1とXperia GXの組み合わせの場合、写真を約2000枚撮影することができます。30秒インターバルであれば丸一日撮影し続けることが出来るため、ロングライドの思い出を残すのに一役買っています。

ARCで撮影した写真を動画化したのが、このyoutube動画です。

    

それぞれ丸一日のロングライドを30秒インターバルで撮影し、GPS座標も同時に記録しています。全ての撮影で、バッテリーは50%以上残りましたので、予備の電池は全く必要ありません。

残念ながら、前回の動画で問題となったコンニャク現象については解決出来ません。これはカメラハードウェアに依存するので、よりシャッタースピードの早いスマホ(概ね、新しいスマホ)を探し続けるしかありませんね。

また、以前と比べてピンぼけリスクが減るようにプログラムの改善も行っています。今回の場合、5回程度はピント合わせのリトライを行うよう調整をしています。

ARC ver 2.1はほぼ満足行く検証結果となっていますが、これからもより楽しいロングライドの足跡を残せるアプリを目指して改善を進める予定です。

@eaglesakura です。

この頃Action CamやGo Proといった「ロードバイク乗りながら撮影」っていう機器がいっぱい出てますね。
スポーツカメラで撮影した迫力いっぱいの映像はyoutube等でいっぱいシェアされていますし、自分もそういうのを見ると撮影したくなるわけです。

個人的にはAction Camが欲しいのですが、なんでもかんでも買うのは資金的に難しいので、実験的に自分で造ってみることにしました。

今回使用したのは、Xperia GXというスマホです。この機種は1200万画素のカメラを備えていて、私が所有しているスマホの中では一番画素数が高いです(画素数と画質は比例しませんが。。。)
なおかつ、Android 4.1搭載であるため、アプリの開発がそれなりに容易に行えるという特徴があります。

これをロードバイクに括りつけ、定期的に撮影を行うアプリを開発&稼働させてAction Camの代わりにしようという作戦です。Smart PhoneなAction Camなので、Smart Action Cam(SAC)と名づけています。 

外観はこんなかんじです。

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このSmart Action Cam、ミノウラのスマホマウンタを前面に向けて、カメラを表に出しただけの単純なものです。工作費用は2500円くらい(ほとんどマウンタ代金)。さらに、あんどらいだぁすのエーススプリンター(自称)の@kassy_kzのようなことにしないため、そのへんに余っていたバンドでマウンタ上下を固定しています。更に取付中の落下事故の防止策として、スマホ用のプロテクターも装備しています。

スマホをスポーツカメラとして使用する場合の問題点として、まずセンサーそのものの特性があります。スマホのセンサーは「上から順番にセンサー内容を保存する」ため、動体を撮影すると、カイジのごとく「ぐにゃぁ」と歪む現象が発生します。これは「コンニャク現象」で検索するといっぱいヒットします。

わかりやすい例だとこんな感じで、写真左の標識の根本や写真奥の鉄塔がぐにゃっと曲がっています。センサーが稼働中にロードバイクが傾くと、こんな感じに曲がってしまうのは回避できません。

 
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これはCMOSセンサーの特性によるもので、ソニーのAction Camでも回避は出来ません。Action Camでも回避できないので、もうこの点については諦めました。

撮影するためのアプリは、現在開発中のAndriders Central Engineを使用しています。Smart Action Camのための新機能として、"タイマーコマンド"に対応を行っています。タイマーコマンドはその名の通り、「事前に指定したインターバルで、事前に指定したコマンドを実行する」というものです。

この場合、事前に指定したコマンドとは「Xperiaのカメラで撮影する」、というものです。初回実験となる今回は、0.5min=30秒間隔で撮影を行いました。

このSmart Action Camのカメラ機能は、せっかくSmartなAction Camなので独自のEXIF情報として撮影時点での「心拍」とか「ケイデンス」とか「速度」とかも一緒に埋め込んでます。

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そして出来た画像をつなぎあわせたものがコレです。 近所の手賀沼サイクリングロードを走っています。ちなみに途中で青空が映ったり椅子が映ったりしているのは、マウンタのメンテのため一旦停車したからです。


 

今回の実験で、大きく2つの問題点が浮かび上がりました。
  • Xperiaの筐体が振動で落ちそうになる
  • 焦点がたまに合わない 
特に「振動で落ちそうになる」というのが非常にヤバイです。どのくらいヤバイかといえば、THE クラッシュ掲載不可避な感じでヤバイですね。時速30km以上でスマホを落下させたらそりゃ考えるまでもなくアレですね。

次回はコレをどう改善するかという点がメインになります。 

@eaglesakura です。

コミティア109にサークル展示参加してきました! (ブログに書くにはちょっとだけ時期を外した感がありますが)
 
コミティア参加自体が初めて、そしてサークルとして参加するのももちろん初めてで何かと大変でしたが、たくさんの方がサークルで足を止めてくれました。

本を購入してくれた方々、サークルの 展示に足を運んでくれた方々、本当にありがとうございます。 

ブースはこんなかんじでした! ロードバイクを扱ったサークルは数あれど、今回のコミティアでロードバイクの持ち込みはAndridersだけでしたので、そこそこ目立ってたかと思います。

しかもハンドメイドのオートマ自転車。注目を浴びてました。

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自作のサイコンAndroidと、オートマのモニター用Androidと、撮影用Action Camでサイバーな感じのハンドル周り。

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初参加ということも有り、部数はかなり少なかったですが、無事に完売することが出来ました。残念だったのが、部数を絞りすぎたせいで、昼くらいには無くなってしまったことです。次回出展時には、もう少しだけ部数を多めにしようかと思います。

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