@eaglesakuraです。

Andriders独自のサイクルコンピューターアプリ・Andriders Central Engine(ACE) のver 1.2をGoogle Playにて公開しました。

去年の12月にver 1.0を公開してから約2ヶ月ぶりの更新で、かなりいろいろな部分に手が入っています。

新機能1:チーム連携機能

最も大きな機能強化が、チーム走行を意識した機能です。峠などを走行中や強風時は、どうしても個々人のペースにバラつきが生じてしまいます(Andridersが初心者中心だというのもありますが・・・) 。

そこでACEはAndroid端末で動作している(ネットワークに接続可能)であることを活かして、最大8人のデータをリアルタイムで共有できるようになりました。また、SDK(ver 0.4.x以降)を利用すればその他のアプリでもチームメンバーの状況を読み取ることが出来ます。チーム走行はメインメニューの「その他」→「走行チームを新規作成」もしくは「招待を確認」で開始することが出来ます。

共有できる情報の一例:
・位置
・心拍
・ケイデンス
・速度

チーム走行開始後、「チームコネクション」を開くと全員の位置やステータスを閲覧することが出来ます。
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データビューにはチームメンバーの簡易情報を表示します。
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新機能2:日照時間チェック機能

秋冬の短い日照時間のライドでは、日照時間も重要になります。特に私は暗い夜道をなるべく走りたくないので、コースやペースは「日が暮れる前におわる」を基本にしています。ですがライド中は強風等の影響でペースが上がらなかったり、寄り道や休憩で予想より時間を使ってしまうこともあります。

そんな時、「ちゃんと日暮れ前に帰れるか」の目安を常にチェックできるよう、サイクルコンピューターに「日暮れまでの残り時間」、日暮れ後(日の出前)は「日の出までの残り時間」を表示する機能を追加しました。日没・日の出時刻はGPS座標に基づいて取得・表示されます。

新機能3:コンビニ情報チェック機能

ロングライド中、「近場に休憩・補給出来る場所があるか」は死活問題となりえます。特に田舎では「次のコンビニで休憩(補給)しよう」と思ってから10キロ以上走らされるのはザラです。冬場はともかく、夏場でドリンクを切らしてしまったらそれこそ大変な目に遭います。

そこで、近場のコンビニや公園等の情報を自動収集し、直近の休憩スポットの情報を表示する機能を実装しました。

日照時間・コンビニ情報はメインメニューの「サイクルコンピュータ」から、表示構成を編集することで表示が可能です。今までどおり画面上にオーバーレイ表示できるので、他のアプリと組み合わせることも簡単に出来ます。

Runtasticと組み合わせた例
conbini




新機能4:スピードコマンド機能
新機能5:距離コマンド機能

「特定条件を満たすと、事前に設定した動作を行う」というコマンド機能がACEの大きな特長です。その条件に、「速度」と「距離」を追加しました。例えば「最高速度を塗り替えたら動画を録画開始する」であったり、「10km走る毎に自動的にTwitterに投稿する」という処理を簡単に行うことが出来ます。

新機能6:GPXファイルエクスポート機能 

私はACEとRuntasticを同時に利用することが多いですが、Runtasticはたまにアプリが不正終了してしまい、正確にセッションを保存できない場合があります。そこで、ACEが溜め込んでいるログをGPXファイルとしてエクスポート出来るようにしました。

GPXファイルはRuntasticのサイトからインポートを行うことができるため、万一Runtasticの情報が欠落してしまっても情報をある程度復元することが出来ます。

新機能7:称号機能
これはオマケですが、アプリの使用状況に応じて称号を取得できるようになりました。

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Andriders Central Engineはこれからも「コレがあったら便利じゃね?」と思う機能を好き放題に実装していく予定です。技術的なまとめについてはコミティアで頒布予定のAndriders 0x02に掲載予定です。