2015年01月

@kassy_kz です。この度、ルートラボビューワというAndroidアプリを開発し
Google playで公開しましたのでその報告をさせていただきます。

56



開発の経緯

自転車乗りの間でサイクリングのルート計画を立てるためのサービスとして
ルートラボ がよく知られており、ほぼデファクトとなっています。

ろんぐらいだぁすのコース紹介などもこのサービスを介して行われています。
2点を選ぶと、道路を介してよしなに結んでくれたり、道中の高度変化も教えてくれることが魅力のサービスです。ルートラボで作成したコースを自転車で走りたい方はとても多いのではないかと思います。



ところがルートラボはモバイル版サイトで現在地の追従に対応しておらず、ルートラボで作成したコースに沿ってサイクリングをしたい場合にうまく案内してもらうことが出来ないという状況でしたのでスマートフォンでルートラボで作成したルート案内をしてくれるアプリを自分で作ろうと思ったのが開発のきっかけです。



機能と使い方紹介

起動後は下のような画面になりますのでルート検索で目的のコースを探してください。
ログインは必要ありません。

Screenshot_2015-01-25-18-01-55

目的のルートを表示したら画面下のダウンロードボタンを押して下さい。 ダウンロードが完了したら画面右上の「←」ボタンを押します。

Screenshot_2015-01-25-18-33-05



するとルートがGoogleMaps上に表示されます。
画面右下部の「現在地追従」スイッチをオンにすると、現在地を表示し続けます。

Screenshot_2015-01-23-19-45-18

表示ルートを変更したい場合はメニューから「ルートのダウンロード」を選んで再度ルートのダウンロードをしてください。

今後の予定

今後もバージョンアップを重ねて、自転車ライダーのロングライドをより便利にするアプリに進化させていきたいと考えています。とりあえず目下はAndriders Central Engine の近接コマンドに対応させる予定です。 機能のご要望、ご意見等ありましたら @kassy_kzまでご連絡をお願いします。

@eaglesakuraです

新年初のロングライドに、Andridersの4人で我孫子〜筑波山〜我孫子の約130kmライドしてきたのでそのレポートです。 

事前設定したコースはなるべく大通りを避けて堤防沿いや車の通りが少ない道を中心に走るものです。


 

時間があれば峠を登り、急いで帰還するつもりでした。

今回のメンバーは車体左から順に @luccafort、@eaglesakura、@kassy_kz、@inuchinです。もう一人参戦予定でしたが、体調不良のためこの日はおやすみでした。

IMG_20150110_091130
 
我孫子集合で、かっしーが多少遠いので集合時間は少し遅目に設定。出発したのは9:30です。

09-22-47
 
雲ひとつ無い青空のもと、順調に進んでいましたが、最初の小貝川の堤防沿いを北西に進むときに異変が起きます。途中までは順調だったのですが、追い風で@eaglesakuraが調子に乗ってしまい、ブレーキタイミングを誤って後続車だった和尚(@luccafort)が落車し、脚をつる事態に。

回復を兼ねて、少しだけ休憩をはさみました。写真は和尚の脚です。

10-25-54

その後も順調に走り、コンビニでの休憩後にまた問題が発生しました。

強烈な横風の煽りをうけて、マトモに進まなくなってきたのです。かなり必死になってペダリングしましたが、20km/hを出すのがやっとでした。

また、風に吹き飛ばされないように車体を画面左側に傾けています。

10-54-06
 
ちなみに、この日一番の超重装備だったかっしーはひときわ帆船みたいに装備品が風を受けて傾いた走行を強いられています。

さらには堤防の工事により、予定していたコースが走れないというトラブルも発生。写真奥に工事中の看板が見えます。

11-40-09

この時点で@eaglesakuraは空腹によりハンガーノック寸前です。補給食をもっと用意しとけばよかったと、非常に後悔していました。横風の中を全力走行したせいで、予想以上に体力を消耗してしまっています。

この時点での走行距離は約40km。昼食時間と復路の時間、さらに日没時間を考えると、みんなの頭に「ギブアップ」というキーワードが浮かんでいます。

あと、空腹がヤバかったです。空腹。

 そしてギブアップを受け入れて、下妻イオンへと逃げ込みました。なお、イオンの中では@kassy_kzがなぜか担いできたMac Book Airでコーディングを始めています。

11-54-11
 

なぜかMBAを持ち込み、ドヤ顔のかっしー氏。

IMG_20150110_130947
 

その後の復路は大したトラブルもなく、手賀沼の「満天の湯」で温泉と岩盤浴を楽しみ、一日の疲れを癒やしました。我孫子駅からは輪行で担いで帰るので、最後は塚田農場で反省会をして終了。

今度は130kmちゃんとリベンジしてやりたいですね。全行程のタイムラプス動画はyoutubeにアップしてあります。よかったら見てみてください。


 

@eaglesakura です。

さて、だいぶ時間が経ってしまいましたが、Smart Action Camの開発は継続しています。数度のサイクリングを経て、だいぶ実用的なレベルに近づいてきました。

@kassy_kzから指摘があり、"ActionCam"の名称を使い続けるのは色んな意味でリスクがあるので、新たに"AndRiders Camera(ARC)"という名称で開発を続行することとなりました。

今回はARC ver 2.1を紹介します。

ARCとは端的にいうと、「余ったスマートフォンをロードバイクに取り付けてスポーツカメラ化する」というアプリです。

ver 1.x系は前回の記事の通り、いろいろと問題があるシロモノでした。特に、ロードバイクの振動によるカメラユニット(つまりスマートフォン)の脱落リスクは看過できるものではありません。お値段が高いからね!

 そこで、ハードウェアを自作することでこの問題を解決することにしました。

用意するのは、手芸品店で販売されている、粘着シールタイプのマジックテープと縫い付けタイプのマジックテープの2種類です。 

粘着シールタイプのマジックテープをスマホカバーにとスマホホルダーにそれぞれ貼り付け、縫い付けタイプのマジックテープで固定します。四つ角を固定すれば、十分な拘束力があり、300kmほど走った今現在でも脱落しそうな気配はありません。


20150104_13531120150104_135324
 
これで車体に固定すると、こんなかんじの見た目になります。マジックテープの色とスマホホルダーの色とスマホケースの色が全て黒で統一されているため、遠目にはマジックテープでがんじがらめにしているようには(多分)見えないのでは無いでしょうか。

筆者の場合、スマホケース自体の破断リスクに備えて、マジックテープのバンドでスマホホルダー本体を ハンドルに追加固定しています。

工作費用はスマホホルダー約2000円、スマホケース約300円、マジックテープ約500円で、3000円以内には収まる感じです。裁縫用のマジックテープは粘着力が高く、かつ様々なサイズが用意されているため、工作に向いていますね。

IMG_20141230_111506
 
ちなみにこのARC ver 2.1とXperia GXの組み合わせの場合、写真を約2000枚撮影することができます。30秒インターバルであれば丸一日撮影し続けることが出来るため、ロングライドの思い出を残すのに一役買っています。

ARCで撮影した写真を動画化したのが、このyoutube動画です。

    

それぞれ丸一日のロングライドを30秒インターバルで撮影し、GPS座標も同時に記録しています。全ての撮影で、バッテリーは50%以上残りましたので、予備の電池は全く必要ありません。

残念ながら、前回の動画で問題となったコンニャク現象については解決出来ません。これはカメラハードウェアに依存するので、よりシャッタースピードの早いスマホ(概ね、新しいスマホ)を探し続けるしかありませんね。

また、以前と比べてピンぼけリスクが減るようにプログラムの改善も行っています。今回の場合、5回程度はピント合わせのリトライを行うよう調整をしています。

ARC ver 2.1はほぼ満足行く検証結果となっていますが、これからもより楽しいロングライドの足跡を残せるアプリを目指して改善を進める予定です。

↑このページのトップヘ