@eaglesakura です。

さて、だいぶ時間が経ってしまいましたが、Smart Action Camの開発は継続しています。数度のサイクリングを経て、だいぶ実用的なレベルに近づいてきました。

@kassy_kzから指摘があり、"ActionCam"の名称を使い続けるのは色んな意味でリスクがあるので、新たに"AndRiders Camera(ARC)"という名称で開発を続行することとなりました。

今回はARC ver 2.1を紹介します。

ARCとは端的にいうと、「余ったスマートフォンをロードバイクに取り付けてスポーツカメラ化する」というアプリです。

ver 1.x系は前回の記事の通り、いろいろと問題があるシロモノでした。特に、ロードバイクの振動によるカメラユニット(つまりスマートフォン)の脱落リスクは看過できるものではありません。お値段が高いからね!

 そこで、ハードウェアを自作することでこの問題を解決することにしました。

用意するのは、手芸品店で販売されている、粘着シールタイプのマジックテープと縫い付けタイプのマジックテープの2種類です。 

粘着シールタイプのマジックテープをスマホカバーにとスマホホルダーにそれぞれ貼り付け、縫い付けタイプのマジックテープで固定します。四つ角を固定すれば、十分な拘束力があり、300kmほど走った今現在でも脱落しそうな気配はありません。


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これで車体に固定すると、こんなかんじの見た目になります。マジックテープの色とスマホホルダーの色とスマホケースの色が全て黒で統一されているため、遠目にはマジックテープでがんじがらめにしているようには(多分)見えないのでは無いでしょうか。

筆者の場合、スマホケース自体の破断リスクに備えて、マジックテープのバンドでスマホホルダー本体を ハンドルに追加固定しています。

工作費用はスマホホルダー約2000円、スマホケース約300円、マジックテープ約500円で、3000円以内には収まる感じです。裁縫用のマジックテープは粘着力が高く、かつ様々なサイズが用意されているため、工作に向いていますね。

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ちなみにこのARC ver 2.1とXperia GXの組み合わせの場合、写真を約2000枚撮影することができます。30秒インターバルであれば丸一日撮影し続けることが出来るため、ロングライドの思い出を残すのに一役買っています。

ARCで撮影した写真を動画化したのが、このyoutube動画です。

    

それぞれ丸一日のロングライドを30秒インターバルで撮影し、GPS座標も同時に記録しています。全ての撮影で、バッテリーは50%以上残りましたので、予備の電池は全く必要ありません。

残念ながら、前回の動画で問題となったコンニャク現象については解決出来ません。これはカメラハードウェアに依存するので、よりシャッタースピードの早いスマホ(概ね、新しいスマホ)を探し続けるしかありませんね。

また、以前と比べてピンぼけリスクが減るようにプログラムの改善も行っています。今回の場合、5回程度はピント合わせのリトライを行うよう調整をしています。

ARC ver 2.1はほぼ満足行く検証結果となっていますが、これからもより楽しいロングライドの足跡を残せるアプリを目指して改善を進める予定です。